産業医求人は、大きく分けて2種類あります。
- 専属産業医:事業場内に常勤で勤務する産業医です。
- 嘱託産業医(非常勤産業医):事業場内に常勤で勤務するのではなく、外部から委託を受けて業務を行う産業医です。
それぞれの種類について、詳しく説明します。
専属産業医
専属産業医は、労働安全衛生法で定められた義務であり、50人以上の労働者を常時使用する事業場に設置が義務付けられています。
主な業務内容
- 健康診断の実施
- 健康相談の実施
- 職場巡視の実施
- 労働災害の発生防止のための指導
- 労働者の健康管理に関する資料の作成
- 衛生委員会の開催
- その他、労働安全衛生に関する事項
勤務時間
- 基本的には、週5日勤務、1日8時間勤務です。
- 事業規模や業務内容によっては、変則勤務となる場合もあります。
給与
- 年収は、800万円~1,500万円程度が一般的です。
- 経験やスキル、勤務地などによって、給与は異なります。
メリット
- 安定した収入を得られる
- 社会貢献度の高い仕事ができる
- 労働者の健康を守るというやりがいのある仕事ができる
デメリット
- 責任が重い
- 長時間勤務になる場合がある
- 転職が難しい
嘱託産業医(非常勤産業医)
嘱託産業医は、50人未満の労働者を常時使用する事業場や、専属産業医を設置することが困難な事業場などに設置されます。
主な業務内容
- 健康診断の実施
- 健康相談の実施
- 職場巡視の実施
- 労働災害の発生防止のための指導
- その他、労働安全衛生に関する事項
勤務時間
- 週1回~数回程度、数時間勤務です。
- 勤務時間は、事業場によって異なります。
給与
- 時間給で支給されることが多いです。
- 1時間あたり、3,000円~5,000円程度が一般的です。
メリット
- 本業の傍ら、副業として行うことができる
- 自分のペースで勤務できる
- さまざまな事業場で勤務することで、経験を積むことができる
デメリット
- 収入が不安定
- 長時間勤務になる場合がある
- 責任が重い
その他
産業医は、医師免許と産業医の資格が必要です。
産業医の資格は、大学や専門学校で取得することができます。
産業医は、労働者の健康を守る重要な役割を担っています。
興味のある方は、ぜひ産業医の資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。